MUSIC PRESS 〜EDITOR'S PRESS〜
'02年9月〜

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今年の夏は自分にとって、ひとつの大きな区切りになりました。といっても、夏休み中、自分自身にオーバーホール&カスタマイズを施して、2学期デビューを飾るかのような、そういうのとは違います。夏の日ざしにあおられて、心も身体も羽根をのばして、ちょっとイタイ目に……というのでもありません。音楽雑誌「ミュージッククリエイター」を出て、株式会社「ミュージッククリエイター」という会社の設立の関与し、そして新しい音楽雑誌「ミュージックプレス」を、編集長をはじめスタッフや関係者のみなさんと一緒に作り上げ、こうして雑誌が日の目を見る運びとなったこと、です。会社を辞めたのが6月下旬、そして新しい会社ができたのが7月中旬。第1号の発売については、もう少し準備期間をおいてというとても理性的な判断もあったのですが“やっちゃったほうがいいんじゃないですか”“そうしよっか”という、ノリがあって無駄のない編集会議の結果、雑誌が出来たのが9月上旬。テンポの早い展開に身を投じつつも、アーティストのみなさん、関係者のみなさん、初めてお会いする方、顔馴染みの方などなど、いろいろな方と打ち合わせを重ね、ひとつひとつページを作っていくなかで、前媒体からのヴァージョン・アップは意識しつつ、よりよい“響き”を持つ音楽雑誌となることに気持ちと力を注ぎました。あとは読者のみなさんに、この雑誌を手にしていただいて、どう感じていただけるか……お便りお待ちしております。今後ともよろしくお願いしますっ。



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おかげさまで「ミュージックプレス第2号」も完成し、みなさんにお届けできる運びとなりました。今年7月に「株式会社ミュージッククリエイター」ができ、9月に創刊号が書店に並び、この11月に第2号も刊行となったわけですが、この数カ月間はそれ以前にも増して、ひとつひとつ歩を進めているという感触が身体にズシッズシッと響いています。読者のみなさんや関係者の方々の反響がその感触を後押しするように増幅してくれています。これを糧に次ぎの山を乗り切って、さらに新しいフィールドへ挑んでいければと思っております。誌面の企画についても、“音楽は聴いてナンボ”なのですが、“音楽雑誌だけがとりもつアーティストや楽曲とユーザーとの仲”ということを念頭に“アーティストや楽曲と、読者との接点を誌面を通じてどのように演出、実現させるか”という部分で、ミュージックプレス独特の“響き”がみなさんに感じてもらえると幸いです



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みなさん、こんにちは。おかげをもちまして、第3号も無事発刊の運びとなりました。ありがとうございます。さて、エディターズプレスと題した編集後記、1・2号は創新会社設立&創刊から間もないこともあり、初々しくもかためのご挨拶&ご説明をさせていただきました。が、今回は3号目、季節も夏から冬へ、“人見知り”の性格の人も、目を見て「こんにちは」が言えるくらいの時間は流れたかと思われ、其所はかとなく漂うフレンドリーな空気と、おさえきれず湧いてくる“素”なテンションを言い訳に、これまで封印していたミュージックプレスの数々のエピソードをご紹介したいなと思います……。会社設立前のとある夜、あるライヴに顔を出した編集長と私、帰り道「なんか食べていこう」と、編集長が向かったとある居酒屋。ちなみに編集長も私もノン・アルコール人。で、「なぜ居酒屋?」という疑念が一瞬脳裡をかすめましたが、「きっとお料理自慢のお店でもあるんだろう」と、いかにも“渋谷”な若い人でにぎわう店内へ。「場違いでは?」といわんばかりに全身にまとわりつくその場の空気と格闘しつつ席へ着き、メニューを開く。「何にしましょうか」という私、「うーん」とうなる編集長。ここはきっとお店の傾向とお腹のの具合を計算に入れたすばらしいオーダーで攻めるに違いないという期待に急かされ、店員さんを呼ぶ。「注文いいですか」という私のアシストに対して編集長が放ったシュートは……「アイス・カフェ・オレともずく酢とおにぎりで」。「なんじゃそりゃああああ!」。心の叫びが耳から飛び出そうになりました。映画『少林サッカー』のCGワークでも表現できないようなステキな編集長のシュート(オーダー)に、思わず「えっと、オレンジ・ジュースと焼そばで」とさらに追い討ちをかけてしまった私。「ショッピング・モールの飲食コーナーで食え!」とハッキリ店員の顔に書いてありました。テーブルに並んだ、あまりにも場違いなメニュー・ラインナップ。しかし、その向こうには、その後創刊されるミュージックプレスの他誌にはないアーティスト・ラインナップが透かして見えたのです……つづく。



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おかげ様をもちまして、第4号も無事発刊の運びとなりました。ありがとうございます。思えば、創刊前、眼前に広がる未知の大海に、期待と不安という“オール”を手に船出し(この会社は手こぎボート?)、途中大きな浸水もなく、蜃気楼にだまされることもなく、なんとか4号目まで、たどりつけました。目指す岸はまだまだ先ですが、読者のみなさん関係者のみなさんからお声をかけていただきながら、一歩一歩、というか、一こき一こき、進んでいければと思っております……で、話はかわりますが、今回もやっぱり黙っていられません。あれやこれやと忙しくすぎていくミュージッ
クプレス編集部の日々、そんなスピードにポロポロと振り落とされる数々のエピソード(ネタ)をご紹介……編集長は多忙だ。仕事は多岐にわたる。新陳代謝の激しい音楽シーンの流れを的確につかみ適時決断、行動に移す。それだけではない、社長として会社の舵をもとる編集長。音楽業界をはじめ他業種の動向の把握はもちろん、国内政治・経済、国際情勢などマクロ的視野に立った状況判断&ディレクションが必要だ。その日も朝から編集長の電話は鳴りっぱなしだった。受話器の向こうから、怒濤のように押し寄せるさまざまな懸案事項。その都度、頭のモード変換&情報リロード、そして自社のメリットの最大値と相手との妥協ポイントを冷静に見据え、機と見るや決断。さらに、そうした案件に個別に対応しながらも、他の案件とのリンクポイントに留意、関連づけることで浮かび上がる大局もはずさない。気がつくと怒濤の電話の応酬も終息、訪れたひとときの静寂。編集長はプレジデント・チェアに浅く腰掛け直し、窓に目を向ける。西日がきつい。夕日に照らされる編集長の横顔。今日一日さまざまな懸案事項を解決していくなかで、新たなテーマが結晶となって輪郭を表したのだろうか、遠くを見つめる編集長の目の奥に見える輝き。そして向かい合うデスクの一方に、ノーマル・チェアにあぐらをかいて座る副編集長のワタシ。新たなテーマに向けて、ここはひとつ腹心の部下に意見を聞いておきたい、そんな気配が漂うやいなや、編集長がワタシに問いかけてきた。「あのさあ、ガッチャマンに出てくる髭はやして眼鏡かけてる博士の名前なんだっけ?」。ざざぁぁぁぁぁ〜。ワタシの“平常心のダム”が決壊しました。大洪水です。「……(それを悩んどったんかいっ!)」。ときに沈黙は雄弁です。時間にして0.3秒ほど4次元に突入してしまいましたが、すぐ正気にもどりました。「南部博士じゃないですか?」。ワタシのパーフェクト・アンサーに「あー、そうだよねぇ。ずーっと思い出せなくてさあ」と編集長。そして電話をとり受話器に向かって話しはじめた。「あのさあ、例の件、南部博士だってさ」。って電話の相手は誰だ? 誰だ? 誰でぃゃぁぁぁ? ……編集長は忙しい。



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こんにちは。また今回も、みなさんとこうしてお会いすることができました。ありがとうございます。しかし、今回の“編集の旅”は長かったぁ〜。4号〜スペシャル号〜5号という“3大陸”連続横断の旅路でした。で、この長旅の途中に、さまざまな出来事がありました……先日、とある“ゴルフ・コンペ”というものにいってきました。もちろん、本誌編集長も一緒です。ワタシはそういうイベントへの参加は初めてです。というか、ゴルフそのものもビギナーです。これまで2回ほどコースに出たことがありますが、プレーはおろか、ルールもマナーも知ったこっちゃありません。以前の話ですが、コース・デビューの前日、“えっ、ジーンズじゃいけないんですか”と、自分なりの正装が通用しないことに気づきました。クラブに関しては“とりあえず、なんか違う種類のを1本づつ、持っていきゃあいいんだよなあ”と、近所の中古ゴルフ屋で、1本50円のクラブを3本購入、究極の150円3点セット「♪しだセレクション」をそろえました。“でも、クラブを裸で持って行くんじゃ、アレだよなあ”と自分なりに気をきかせ、それらをビニール袋に入れて、当日、颯爽とコースに登場。見かねた編集長は“プロゴルファー・猿か!”とワタシに突っ込み一発。という具合ですので、今回のようなゴルフ・コンペなどという、レディース&ジェントルマンな社交ワールドには、「ホントに参加して大丈夫なんでしょーか?」「みなさんにご迷惑がかかってしまいますよぉ」と、分別のある状況把握&自覚からくるエキスキューズに体面を預けるかたちでの参加となりました。場所は群馬県のとあるコース。当日のスタート時間が朝早いこともあって、われわれは“前のり”(前日に現地入り)すべく、スーパー社用車“アルファード・ミュージッククリエイター号”を駆って、関越自動車道を突っ走りました。集合場所のホテルに到着。とりあえず温泉へ。ざっば〜ん。誰もいない広大な湯舟を、ミュージックプレス編集部が独り占め。「明日はやるぞ〜」(編集長)。「このお湯ヌルヌルしてますね」(ワタシ)。湯けむりと、かみ合わない会話。お風呂情緒豊かなシチュエーションが、日頃の疲れを癒してくれます。部屋に戻り一息。そこへタイミングよく、コンペに一緒に参加する、他のお二人が部屋に到着。某大手プロダクションのチーフプロデューサーS氏と某大手レコード会社A&R部長T氏が、音楽雑誌出版社代表取締役社長&編集長と取締役&副編集長というわれわれと合流。早速、S氏はマッサージ師を呼び、身体をほぐして明日に向けてスタンバイ。一方、編集長とT氏とワタシは“モノポリー”(不動産業をモチーフに、誰かを破産に追い込むという、心の闇の部分をポジティヴに解釈したゲーム)に興じ、ボード上で繰り広げられるえげつない駆け引きで、精神面を鍛錬、明日に向けてスタンバイ。肩書きだけみると、気遣いでめまいがしそうな4人ですが、部屋の雰囲気は“修学旅行の夜”そのもの。そんな“男子部屋”特有の空気を察知したのでしょうか、マッサージ師さんが“夜のお出かけは、高崎がよろしいです”と一言。浮き沈みの激しい音楽業界で生きるわれわれ、いかなる緊急事態にも対処可です。その一言であっという間に“今夜に向けてスタンバイ”。もちろん対応も素早い。ブ〜ン。スーパー社用車“アルファード・ミュージッククリエイター号”、高崎へ出動です。4人それぞれが抱く“高崎の夜”への想いが、エンジンにターボをかけ、車は加速。そして遠くに高崎の街の光が……。そんなわれわれが目にした“高崎ワールド”とは!? 一体何が起こったのか!? そしてゴルフ・コンペの行方は!? 歓喜、涙、友情、感動の次号、衝撃のクライマックスに突入!



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みなさんこんにちは。今回も無事みなさんに本誌をお届けすることができました。ありがとうございます。なんだかんだいいながら、気がつけば本誌も6号目。会社ができてちょうど1年、ミュージックプレスは次号で創刊1周年。単行本や別冊の出版、そして編集長のCDリリースと、ひとつひとつ前進しているんだなぁと、感じ入る今日このごろです。これからも、みなさんとともに歩を進めていければと、深く思います。さて、前号のこのコーナーでお送りした“ゴルフコンペ”事件。途中のまま終わってしまいました。が、とくに誰も読んでいないだろうと思って、それはそれでそっとしておこうと思ったんですが、一部の方から「ちゃんとオチも言え」とのご指摘を受けました。ですので、前号の続きです……ゴルフコンペに参加すべく、群馬のホテルに宿泊した、某大手プロダクションのチーフプロデューサーS氏と某大手レコード会社A&R部長T氏と編集長とワタシ。“明日のゴルフにむけてスタンバイ”のはずが“高崎のナイトスポットにむけて出陣”ということで、スクランブル発進。そして高崎に到着。さっそく駅前ロータリーで、タクシーの運転手さんに聞き込み捜査。「どうやら、このへんのようです」とワタシの調査報告に、「うむ」とうなずく一同。目的スポットに到着です。車を降りたわれわれの眼前に広がる“高崎ナイト・ワールド”。輝く夜の街を前に、われわれはなすすべもありません。言いなりです。吸い込まれるように一軒のお店に入りました。「いらっしゃい」とママらしき女性。しかしそれ以外、人の姿が見当たりません。「あれ、さっき外にいた娘は?」との質問に「あ、今、別のお店にスタッフを呼びにいってます」と一言。「なんじゃ、そりゃ?」。どうやら、他店舗と協力して、お客さんの来たお店に女子スタッフを集中的に派遣するシステムのようです。「ということは、他のお店にいっても、キミたちがいるの?」との問いに「え〜、やだぁ」と、笑ってごまかされました。細かいことは気にしない、気にしない。ということで、わーっと盛り上がるわれわれ。飲めないのにノリで飲み、ついでにA&R部長T氏が歌うナンバーにあわせて、踊ってしまったワタシ。T氏とユニット結成です。まだ明日のゴルフのことが頭にありセーブしたつもりでしたが、恐るべし“高崎マジック”です。一軒目でかなりヘロヘロになってしまいました。続いて、またまた吸い込まれるように二軒目のお店へ。断っておきますが、自発的にというよりは、“吸い込まれるように”です。店内を覗き偵察。「大丈夫そうですよ」とのワタシの言葉を合図に全員着席。やはりお酒の力はすごいです。見るものすべて美しく見えてしまいます。しかし、いくら酔っていても、この異変には気がつきます。「ここは、平均年齢38歳なんです」と接客をしてくれる女性が一言。「(なんじゃ、そりゃあああ)」「(そんなややこしい店、作るな〜)」。心の断がい絶壁で海に向かって叫びましたが、後の祭りです。「ここは30分で出よう」と素敵な一言を放つチーフプロデューサーS氏。同感です。しかし、お店のシステム上、そういうわけにもいきません。そうなると時間を持て余します。やり場のないエモーション。そして「よっちゃん、飲めよ〜」というチーフプロデューサーS氏。気が付けば「ばこ〜ん」(一気)です。やってしまいました。何杯「ばこ〜ん」(一気)をしたでしょう。覚えてません。バクバクする心臓と、そのリズムに合わせてくり返される「ここは、平均年齢38歳なんです」のセリフ…。ちなみに、お断りしておきますが、ワタシは個人的に38歳の女性、すごく素敵だと思います。これは本当です。たくさん素敵な知人がおります。が、それがそーゆーお店となると話は別です。お断りしておきますが、そーゆーお店というのは、大人の社交場という意味です。明るく健全です、勘違いしないでください。というわけで、二軒目で若干、気持ちが荒んだわれわれ。もう一軒行かなければすまされません。でも、学習しました。ここはリスクを犯さず、最初に入った店に行くのが得策だろうということで、またまた吸い込まれるように再突入です。しかし、ワタシ的にはすでに二軒目で破壊されていました。もうなんだかよくわかりません。何でここにいるのか、何しにきたのか…。で、気が付くとホテルの部屋。しかし、気持ちが悪いです。そしてまた遠くなる意識。バクバクする心臓、くり返される「ここは、平均年齢38歳なんです」のセリフ。そしていつのまにか布団にダウン…。高崎の夜が明けました。次の日です。ワタシをのぞくお三方はコンディションも上々。そして、ひとり布団にへばりついたままのワタシ。「ほら、行くよ」「よっちゃん、仕事だよ」…。遠くで誰かがワタシに声をかけているのがわかりましたが動けません。そしてまた、遠くなる意識…。どれくらい気絶していたのでしょう? ひとりホテルの部屋に取り残された状態で、しばし状況を整理。あっ、そうでした、ゴルフコンペに参加しに来たんでした。あわててゴルフ場に向かいました。ゴルフコンペです。紳士の嗜み、当たり前です。なのに、遅刻。というか大遅刻。しかも、理由が「前の日に飲み過ぎて」です。学生かっ!…です。現場に到着いたしました。もちろん、すでにプレーは始まってます。誰もいないクラブハウスでひとりポツンとたたずむワタシ。あまりに力のない姿だったのでしょう、掃除おしていたおばちゃんが「どーしたの?」と声をかけてくれました。「はははは」。笑ってごまかしました。そして、プレー終了。懇親会の会場に集合するみなさん。今日のプレーについて話しに花が咲きます。そこでもポツンとたたずむワタシ。「(誰?)」。みなさんの目が語っていました。さて、気になるコンペの結果です。優勝者はなんと、チーフプロデューサーS氏。「ばこ〜ん」(一気)の張本人です。満面の笑みのS氏。ちなみに安定したプレーを見せるA&R部長T氏と編集長、いい成績だっようです。で、ワタシです。前日リタイアです。お恥ずかしながら、参加された方々にご挨拶をさせていただきつつも、次回までにタイガー・ウッズ並みに腕をみがこうと、素人丸出しの決意を固めたのでした。でも、決意は決意です。また、高崎に寄るかもしれません。そのときは、高崎のみなさんよろしくおねがいいたします。



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みなさん、こんにちは、“♪しだ”でございます。おかげをもちまして、MUSICPRESSも第7号も無事書店に並び、みなさんにお届けできる運びとなりました。ありがとうございます。ところで、最近、いろんな方から、本コーナーに対するレスポンスをいただく機会がありました。「よっちゃん、おもしろかったよ〜」とは、前号でもご登場いただいた某大手プロダクションのチーフプロデューサーS氏。ありがとうございます。それから、わがミュージッククリエイター社のオフィスがお世話になっているテナントのオーナー、上原さん、本誌を隅々まで読んでくださいまして、ありがとうございます。それから、アンケートハガキに、こちらのEDITOR'S PRESSの感想をお書き添えくださった方が、ごく一部ではございますが、いらっしゃいました。いまこの文章をよんでくださっている方のなかには「ワタシのことかしら?」と心当たりに思った方もいらっしゃると思います。そーです、アナタのことです。ありがとうございます。そのお葉書のなかに、ワタシの気持ちを鷲掴みにしたコメントもいくつかありました。VOL5号のこのコーナーを読んで「隔月なのに続くかいっ!」という突っ込みをくださった方、素敵です。おっしゃる通りです。“隔月なのに”“ただの編集後記なのに”“あんなに文字が小さいのに”、オチが次号送り…ありえません。理由はただひとつ、「長くなったから、次号でいいかな」の一言。スミマセン。“文字が小さい”といえば、こういうご指摘もありました。「なんか、ちょっと文字がギュッとつまりすぎている気がします」。おっしゃる通りです。それについては、考えられる理由はただひとつ。800字のスペースに2700字もいれているからです。明らかに定員オーバーです。乗車率350%くらいです。印刷会社の担当“NEW HOUSE”(直訳=本名)氏も「全然入りませんよ!」と、明らかに不機嫌な態度で、電話をくださいます。しかし、刻一刻と迫る締めきりの気配を後頭部に感じながらの入稿です。いまさらレイアウトの変更とかやっていられません。定員オーバーだろうが、なんだろうが入れるしかありません。ですので、若干読みヅライとは思いますが、ご了承ください☆ さて、今年の夏はいかがでしたか? ステキな“夏の思い出”のひとつやふたつできたことと思います。何かと開放的なこの季節、心と身体の箍(たが)がはずれっぱなし気味ですよね。ワタシもそうです。そうすると“ひと夏の出会い”とか、期待しちゃいます。全身から発散される出会い系オーラ。ついつい気軽に街ゆく人に声をかけがちです。先日のこと、編集長と渋谷を歩いているときです。ワタシたたちの前を歩くふたりの女性。その瞬間です。「あのふたりは?」と編集長。「了解です」とワタシ。この間約0.5秒。編集会議なみに素早い打ち合わせをすませ、さっそくワタシが接触を試みました。が、ワタシの強力な“出会い系オーラ”がジャマをしたのか、あえなく撃沈。で編集長、「ホントにいくとはおもわなかった」と一言。「え゛〜っ」。いきますよ、そりゃ。あ、すみません、一応お断りしておきますが、接触の目的は、ミュージックプレスを少しでも多くの方に知ってもらおうという、そういう意図です。“草の根運動”です。それ以外考えられません。勘違いしないでください。ま、夏に限らず、年中“出会い系オーラ”を発散している人もいらっしゃると思います。とくに、ケータイメールで、そういう“出会い”の可能性はずいぶん広がったんだろうと思います。かく言うワタシも、まったく心当たりのない、妄想を刺激するメールをもらったことがあります。「おお、これは!」と期待に胸がふくらみました。が、じつは某ライターさんが、偶然を装い送りつけた“BLACK@MAIL”だと判明しました。しかし、メールが縁で出会うとかって、そういうの実際あるんでしようか? そういう経験のある方、よかったら教えてください。ちょっと興味津々です。メールといえば、ワタシも仕事やら私事やらで、けっこう利用してます。で、メールのやりとりから、いろんな方々のキャラクターが垣間見れることもありますよね。ワタシのメール経験で、いくつか印象的な方がいます。まず、ひとりは、“HAYAMA STYLE”の連載でお馴染みの葉山拓亮さん。あの方はすごいです。メールのやりとり、というか、基本的にメールは帰ってきません。行ったきりです。以前の話しですが、ワタシが葉山センセにメールを送りました。が、当然、帰ってきません。で、ま、それはいいとして、その後、何かの機会で会ったのですが、その席でも、とくにメールに関するレスポンスらしき話題が、むこうから出てきません。ま、大した内容でもないですし、どうでもいいかなと思ってました。それから、月日が流れること約6カ月。取材か何かで会ったとき、葉山センセがいいました。「あ、きのう吉田さんからメールきてました」。「え゛〜っ」。それは、“昨日”じゃないと思います。そうです、半年前に送ったメールのことを言っていたのです。送信してから受信まで、ものすごく時間がかかってます。ある意味“0.5光年”です。ご本人の活動範囲が宇宙規模なのか、契約しているプロバイダが、太陽系の外にあるのかよくわかりませんが、いずれにせよ、おそすぎます。すごいです。それにくらべ、ワタシの経験上、ケータイメール“最速”なのが、今号にもご登場いただいている後藤次利さんです。とにかく、メールのレスポンスはすごいです。要所要所にセンスよく絵文字をあしらった文面を、ものすごい早さで返信。あんまり早くてコミュニケーションについてゆけず、思わずケータイに直接電話をしそうになります。最初は「メール速いの意外だなぁ」と思っていたのですが、ふと気がつきました。次利さんは、スーパー・ベーシストです。しかも、親指(右手)をメインに弦を弾く、独特の奏法が特徴的です。ベース!→親指!→ケータイメール!。頭のなかで、イメージがスパーク&リンクしました。「そーか、そーゆーことか!あのメールの速さは、スーパーベースプレイに裏打ちされたものだったのか!!」。『トリビアの泉』で、“95へえ”はいくだろうと確信しました。早速、ご本人に確認すると、「いや、メールは左手で打っているよ」と一言。「え゛〜っ」。左手といえば、ベースでいえば、フレットを押さえる手。違うじゃないですか…。一瞬にしてワタシの仮説は覆されました。“95へえ”もなくなりました。が、次利さんのベースがスーパーで、メールが速いのは事実です…。ちなみに、“あきらかに運転中なのに、メールが返信されてくる場合もあります”。というネタで追加の“3へえ”くらい稼げるかな、とも思ってました…。ということで、今回も、とりとめなくお話をさせていただきました。また次号でおあいしましょう。



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おかげさまで、ミュージックプレス8号、書店に並び、みなさんにお届けできる運びとなりました。ありがとうございます。さて、今回は、いままで以上に、この原稿の入稿が押しております。運命の輪転機(印刷は輪転機でいいんですよね)が、スタート・スタンバイ&かなりの前傾姿勢で、ワタシにプレッシャーをかけているようです。が、気にしません。さて、このコーナーですが、“ミュージックプレス・編集の旅路”を突っ走るなかで、ゴール地点まで振り落とされることなく残った、ノンフィクション&フィクションのネタの数々を、空のペットボトルに入れて水を注いでシャカシャカとシェイク、出来た液体に毛筆をひたし、内なる野性にまかせてその筆を半紙の上で走らせ、紙が乾いたら火にかざし、あぶり出された面妖な紋様からインスピレーションを受けて、パソコンのキーボードを叩くという、2重、3重、4重の手間をかけて入稿に至っていますが、今回はそんなこもやっていられません。じゃあ、どうしましょう? いくつか、案を考えました。まずひとつ目、「いい旅Mプレ気分」。すみません、いきなりパクリみたいで(というか“みたい”じゃないですね)。Mプレをかかえて、日本各地を旅して歩く。その土地その土地の名所や名物、そして地元の方々との触れあい、その様子を写真とテキストでレポート。いいなぁ…。結局、Mプレを持って国内旅行をしたいだけではないかというご指摘もあると思います。それはちょっと違います。どちらかといえば、ただ国内旅行がしたいだけです。何が“Mプレ気分”なのかよくわからないのですが、その“Mプレ気分”を旅をしながら探していく、ということにすれば、体裁は整いますか?(←って誰に聞いてるっていうわけでもないですが…)。それから、こういうのはどうでしょう?「街でみかけたMプレっ娘&Mプレ男」。本誌を本屋さんで見かけることはよくありますが(あたりまえですが)、実際に読者の方がご購入されている現場に遭遇するチャンスというのがありません。ぜひ、遭遇したいですし、そんな“Mプレっ娘”の方に「どうしてMプレを買ったんですか?」「休みの日は何をしてるんですか?」「メアドは?」「ケータイ番号は?」とぜひ聞いてみたいからです。そんな方々のお写真とインタビューの内容を、本コーナーでご紹介させていただくわけです。もし、ご登場してみたいという方がいらっしゃいましたら、Mプレをお買い求めになる本屋さんと、お買い求め予定日時をご一方ください。ダメですか?(←って誰に聞いてるっていうわけでもないですが…)。それから、こんな案はどうでしょう? 「エムプレックス・レボリューションズ」。…。すみません、ただの駄洒落になってしまいました。内容も何にもありませんね。しかし、あの映画はすごいですね。“現実”と思っていた世の中が、じつはコンピュータがつくり出した“仮想現実世界=マトリックス”だった、というのは衝撃です。“マトリックス”を“キャバクラ”に置き換えて、「ハッ」と我に帰る諸兄も多いかと思われます。それも衝撃ですね。すみません、ぜんぜん関係ないですね。あ、大切なことを忘れていました、そうです、編集長のネタです。ワタシと編集長のあいだで、たま〜にメールのやりとりをします。ま、どちらかといえば、「○○○が×××」とか「☆☆☆が△△△」とか、要するに、みなさんに御紹介するのはどうでしょう? という内容ばかりなのですが、今回はひとつご紹介いたします。みなさん御存知のとおり、11月16日は、本誌編集長・山本富士夫のワンマンライヴです。そして、こんなメールが送信されてきました。「おれは全てをかける、心の残るライヴにしたい!!」…楽しみにしているみなさんの心にも何かを残してくれるライヴになるでしょう!



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2004年、おめでとうございます。おかげさまで、ミュージックプレス9号とともに新しい年をむかえることができました。ありがとうございます。そうです、新年です、お正月です。みなさんが、ここぞとばかり抱く希望・願望が、お餅をふくらまし、お腹をふくらまし、夢をふくらませるLOVELYな数日です。みなさんはどんな想いをお餅に込めましたか? そしてお正月気分を堪能されましたか? ちなみにワタシですが「おせち料理」「お雑煮」「晴れ着」「年賀状」「門松」「ランニングに短パン姿で走る人の姿」「ものすごく分厚い新聞」などという、お正月を彩る数々のアイテムが、まるで、白雪姫の7人の小人ののように、ワタシを囲んでお正月気分を盛り上げてはくれましたが、そんなアイテムたちのせっかくの努力も、ワタシの“9号の入稿ブルー”にはなすすべもありませんでした。「やべぇなあ…」。お正月のワタシの心の空を覆う黒い雲。「はぁ〜」です。でも、ま、特に今回に限ったことではありません。毎度のことです。ただ、今回は周囲がお正月全開モードだった分“黒い雲”が濃く見えたというだけです…きっと。それに、この9号の入稿も大詰め。そんな雲の隙間から、ようやく日の光が差してきました。この希望の光をたよりに、今年も、前のめり、突っ込み気味の前傾姿勢でいきたいなあと思っておりますので、みなさま、よろしくお願いいたします。ところで、“みなさま”といえば、またみなさんから、前回のこのコーナーについて、いくつかおハガキをいただきました。そんななかにあったのがこんな声です。「イマイチでした」。歯に衣きせぬ豪速球(max160k/m)、ありがとうございます。1ラウンド開始2秒でノックアウトです。それからこんなのもありました。「♪のマークは何?」。ご説明しましょう。ワタシの本名“よしだ”の“よ”の字が、「“♪”に似てっかなあ」と思いつき、「音楽雑誌だしちょうどいいかっ」ということで、“よしだ”を“♪しだ”と表記しておるわけです。それから「普段、記事を読まない姉が熱心に読んでいるので“何読んでんの”と聞いたら、このコーナーだった」とおたよりをくれた女の子、ありがとう。ところで、お姉さんは、今フリー?…関係ありませんでしたね。それからこんなのもありました。「♪しださんの写真を載せてください」。ちなみに断っておきますが、ホントです。見栄はってるわけじゃありません。「ワタシの写真でよかったら、直接写メールしますので、ケータイアド教えてください」ということを言わんがための口実でもありません。でも、ま、一応、ワタシの写真でよかったら、直接写メールしますので、ケータイアド教えてください。で、もしよければ、写メを送ってください。意外と楽しいメル友になれますよ…きっと。あ、メールといえば、こんなことがありました。昨年の11月に行われた編集長のライヴの打ち上げの席でのこと、本誌でも連載していただいている森浩美さんがこんなことをおっしゃってくださいました。「吉田くんよくやってるよ〜」「吉田くん文章うまいよ」。なんてステキなねぎらいのお言葉。ミリオンヒット作家でいらっしゃる森さんにそんなお言葉をいただいて、舞い上がらないわけがありません。ちなみにお断りしておきますが、見栄をはっているわけではありません。“9号の入稿ブルー”に絶えかねての幻聴でもありません。ホントです。あの葉山拓亮センセも同席しておりました、忘れてるかもしれませんが…。で、さらに森さんが続けました。「まあ、雑誌のほうはアレだけど、メールがさぁ、いろいろ書いてあってさぁ」。さりげなくおっしゃった“アレ”が気にはなりますが、いずれにせよ、お誉めのお言葉をいただいたワタシは、後日、早速、森さんにメールをノリノリで打ちました。「俺の濃いメールに、森さんも濃いメール返信してくれるのかなぁ…。あんなこと言ってくれてたもんなぁ…」。森さんからメールが届きました。「はい。みんなでがんばりましょう」。………。期待と現実のギャップに、しばし沈黙です。シンプル・イズ・オールマイティ。ま、確かに、文字数は少ないです、期待していたより。どんな内容のメールが来ても、これを返信しておけばオッケーって、気もしなくはありません。が、いや、そんなことは、ありません、森さんはミリオンヒット連発の作家の方です。この15文字には、ものすごい意味が込められているに違いありません。そういう視点でいえば、密度が濃いといえるでしょう。森さん、お忙しいところ、メールありがとうございました(森さん、スミマセン、ネタにさせていただいちゃいました。だからというわけではありませんが、今回、森さんのページの写真、いつも以上にステキなカットを選ばせていただきましたので(笑))。……なんてことを書いていたのが、1月某日、深夜4時、家の近所のジョナサンでのこと(写真はそのとき撮影した写メ)。とりあえず、峠をなんとか越えて、ひと安心しつつ、また新しい山の攻略に向けてスタートです。最後に、ワタシと編集長のあいだで最近流行っている合い言葉でしめたいと思います。柿の種〜☆



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3月ですね。卒業の季節です。慣れ親しんだ環境に別れを告げ、新たな地平を目指しスタートを切るわけですね。惜別の情、期待と不安、いろんな想いが去来します。ついつい胸がいっぱいになりがちです。そんなときは、街にただよう冬のなごりと春の気配を、ふたつの鼻の穴からゴーっと吸い込んで、胸いっぱいの思い出&希望と、ミックス&シェイクして、のけぞるくらいの勢いでガーッと吐き出しましょう。この気流が束になって“春一番”になるわけですね。そんなステキな春の風にのって、今回もミュージックプレス、お届けすることができました。ありがとうございます。ところで、今回の本誌ですが、もうお気付きかと思いますが、女性のアーティストの方々が多く登場しております。で、「何か方針が変わったんですか?」などという質問も関係者の方からあったのでお答えします。“たまたま”です。「今回は、女性が多くなっちゃいましたね〜」(ワタシ)、「そうだね〜」(編集長)、といった具合です。音楽ジャンルや年齢・性別を問わず、素晴らしいアーティストと素晴らしい音楽を、美しい写真と密度の濃いテキストでご紹介するという基本路線は変わっておりませんので、これからもよろしくお願いいたします。で、今回も、一流のカメラマン&ライターの方々に撮影&インタビューをしていただきました。表紙のZ0NEの撮影は草刈雅之さん。他に、小野真弓さん、玉置成実さんも草刈さんです。Z0NEの現場は、雪がちらつく冬の空の下でのロケ。そんな寒さに笑顔がこわばりがちなZONEのメンバーを、草刈さんがノリのよいトーク(でも、寒さでカミカミ)で盛り上げてくれました。そして「これ使ってね〜」と“さりげなく”、使い捨てカイロをZONEに手渡す草刈さん。さすがです。ソレ、さっそくプライベートで応用せていただきます。あっ、“さりげなく”といえば、以前、某大手プロダクションのチーフプロデューサーS氏(編集後記VOL.5、6に登場)とゴルフを御一緒させていただいたとき(もちろん編集長も一緒)、S氏がキャディーの女性に“さりげなく”あったかいコーヒーを差し入れしてたのを思いだしました。さすがです。そんな“さりげない気づかい”を、ゴルフの神様が見ていてくれたのでしょうか、先日、S氏はホール・イン・ワンをやったそうです。おめでとうございます。ちなみに、某大手レコード会社A&R部長T氏(編集後記VOL.5、6に登場、昨年、御結婚されました。おめでとうございます)が目撃者とのことです。で、さっきの続きです。“目撃”といえば、小野真弓さんの撮影現場でのこと。真弓ちゃんが、何やら見つめているので近付いてみると、そこには“ソトコト”という木がありました。で、説明書きを読んでみると、その木は相性診断をしてくれるとあるじゃありませんかっ。興味深く“相性診断”の文字を見つめる真弓ちゃん。これは状況的にワタシとの相性診断をするのが自然な流れと判断、「やってみる?」と声をかけました。で、「はい」と真弓ちゃん。早速、“相性診断”の手順に従って、“さりげなく”お互いに片方の手を繋いで、もう片方は“ソトコト”の木に繋がれている電極に触れました。真弓ちゃんとワタシと“ソトコト”が手を繋いで輪になって“カゴメカゴメ”をやっているような、そんな画です。すると木の根元の“電極メーター”が微妙な反応をみせました。なるほど、そのメーターの振れ具合が相性度数となっているわけですね…と、その瞬間、カメラマンの草刈さんが「何やってんですかっ!」といきなり突っ込み一発。いつもはカミカミなのにハッキリとした口調でした。そうです、一部始終を“目撃”していたんです。で、それを“目撃”していたもうひとりの人がいました、編集長です。「あっ、僕も!」と、どちらかといえば“さりげある”かたちでカット・イン、“相性診断”をしておりました(笑)。そして、河村隆一さんと元レーシングドライバーの土屋圭市さんとの対談の撮影は、山内順仁さん。“さりげない”シチュエーションも、山内さんが切り取ると、ワンカット、ワンカット、すべてが“ドラマチック”な画になっております。対談をしているお二人が発する存在感と、それを感知し、画として写真におさめていく山内さん。頂点を極めた人同士のコラボレーションだからこその写真が、ここにあります。ZONE&町田紀彦さんのインタビューは、長尾泰さん。楽曲を聴き込んで、音楽を文章で的確につかみとり表現していく語りはさすがです。それから、平原綾香さん、小野真弓さん、玉置成実さんのインタビュー、中島美嘉さんのライブ・レポートは、森朋之さん。音楽的なポイントを射抜きながらも、それぞれのアーティスト・カラーにあわせた変幻自在のコミュニケーションと語りが見事。ちなみにワタシが取材のオファーの電話をするともいつもテンションが低いです(ご本人は「そんなことないですよ〜!」と言いますが…笑)。“テンションが低い”といえば、今回川嶋あいさんのインタビューをしていただいた三沢千晶さんは、電話口の声はいつもトーンが低いです。ですので、ついつい「あれっ、怒ってますか?」と聞いてしまいます。すると「そんなことないですよ〜!」と若干明るめの声で応えてくれます。なんか、ワタシの被害妄想なのでしょうか?気を使っていただいてすみません。BREATHと柴田淳さんと土屋明子さんのインタビューは山田由美子さん。土屋明子ちゃんのインタビューの席で、「いやあ、明子ちゃんがあんまり初々しくて、山田さんがいつも以上に“ねえさんキャラ”に見えましたよ〜」と言ったところ、突き刺すような鋭い視線でワタシを一瞥(いちべつ)した山田さん、その目には「(何言ってんだコイツ)」というメッセージがハッキリと見てとれました。ワタシの被害妄想ではありませんね、ソレ。それから、隆一さん×土屋さんの対談の構成は、編集顧問の川俣隆さん。お二人の“美学”とその“交錯”、そこから生まれる“男の世界”をダイナミックに構成していただいてます。ちなみに川俣さんは“著作権の基礎知識”のページも書いてますが、このページ、油断できません。とかく難しいと思われる“著作権”を事例を用いてわかりやすく説いているのですが、その設定がスゴイです。新人発掘担当ディレクターの名前が“曽館売造(そだてうるぞう)”とか、「春うらら」を青春パンク風に改作した“「春ムラムラ」”とか。「なんやねん、ソレ」といちいち突っ込みをかましたくなるネーミングのオン・パレード、著作権の話なんか頭に入りやしません(笑)。ステキですね。と、気がついたらもう、2700字越えちゃってますね。大日本印刷の新家さん&中澤さんに怒られますね。すんません(実はお二人とも大学の後輩)。今回書ききれなかった、ライターさん、カメラマンさん、メーカー、事務所の方々、T2yaさん(←六本木オールナイト、楽しかったですね)、デザイナ藤井さん・吉川さん、栄光アド山田さん・山本さん・紺野さん、シンコー・ミュージック緒方さん・森川さん・矢沢さん・伊藤さん・石川さん・岡崎さん、グッドク〜ル日吉さん・袖山さん、我が社の広報部長(専属契約)伊藤良恵ねえさん・天然デザイナ平出、んでもって編集長!、みなさんのネタは挙がってますよ〜、油断しないでくださいね〜。「これ、言われたらマズイ」と思ったら“さりげなく”ご連絡ください〜っ。で、最後に、ウチのもうひとりの天然系最終兵器・柏原サエコ嬢が会社を卒業で〜す。おつかれぇ〜っ。



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こんにちは。おかげさまで、ミュージックプレス11号、みなさんにお届けできる運びとなりました。ありがとうございます。で、気がつけば、もう5月。鯉のぼりが、庭で、ベランダで、屋根の上で、泳ぎまくってました。事情を知らない外国の方々には、「サカナノデザインノファッション、ハヤッテマスネー」と柄モノの洗濯物を干している様子に見えたかもしれません。そんな情報が、外国の方々の土産話となって、海を渡り、現地で話題になり、一大ブームを巻き起こし日本に逆輸入、気がついたら日本で鯉のぼり・ファッションが大流行…。ま、まずあり得ないと思いますが、あながち否定もできません。地球規模の誤解・勘違いが生み出すトレンド。そこになぜか心奪われるワタシたち。深いです。で、地球規模といえば、今回のMプレスも、ググっとグローバルに取材場所を範囲拡大。表紙&21ページの河村隆一さん特集は、なんと、海外ロケ!!です…。と、ちょっと力んでみましたが「いまどき、海外ロケなんて驚くほどのコトじゃないじゃん」というクールな貴方、海外ロケと言っても場所がすごいですよ、場所がっ。なんと、なんと、グ・ア・ムで〜す…。それを聞いて「ぐあむぅ?」と巻き舌で眉間にシワを寄せた海外旅行のエキスパートな貴方、それは誤解です。確かに、日本から3時間でいけますし、空港も街も日本人があふれ、ヘタすると家の近所の友だちに会っちゃったりして「地元かっ!」と、突っ込みの一発もかましたくなるかと思いますが、ソレはソレ。ちょっと車を走らせれば、そこはもぉ、雄大で広大で盛大で寛大で原寸大な自然がドカーンとワタシたちを迎えてくれます。そんな一見意外だけど、よく考えればそりゃそーだよなぁと納得のグアムの知られざるスポットで、今回の隆一さんのロケは行われたワケです。観光スポットからほんのちょっと移動しただけなのに、まるで別の時間が流れ、別の空間が広がる景色、その地に“河村隆一”というアーティストが立つことで、その風景が、あるひとつの世界としての意味を帯び、ストーリーが流れ出していくワケです。そんなエネルギーを敏感に察知し、その“世界”に働きかけながら、瞬間瞬間をカメラに収めていく写真家の山内順仁さん。すばらしいコラボレーションです。ちなみに、山内さんですが、現地ではもちろん、行きと帰りの飛行機でワインを飲みっぱなしです。で、それはいいんですが「♪しだちゃんも、飲も〜よ」と、お酒の弱いワタシにドバドバついでくれます。大変ありがたいんですが、これから仕事だっつぅのに、行きの飛行機ですでにひとり真っ赤な酔っぱらい顔のワタシ。帰りの飛行機では、日に焼けて真っ黒な顔に、さらにお酒で真っ赤な顔が重なって、ドス黒く濃い顔色に。怪しいです。税関で止められるだけならいいですが、そんな顔色は明らかにワシントン条約に違反です、日本に持ち込めませんね。で、特集のインタビューは神康幸さん。アーティストの太くて濃くて深い部分に、ときにさりげなく、ときに直球で、ボールを投げていくコミュニケーション。写真ではとらえられないアーティストの内面の姿を描き出していきます。読者の方々が、このページで、それぞれの“原風景”“「喪失」と「回帰」の旅”を感じていただければと思います。ところで、グアムといえば、他のページでも、グアムで撮影した写真が掲載されております! もうおわかりですね、そうです、編集長のページでございま〜す(ホームページのスタッフダイアリーにも記入してますから、わかりますよね)。で、じつはもうひとつあります。それはどのページでしょう?答えがわかった方は携帯サイト(http://www.music-press.com/mobile/index.htm)にアクセスして“ご意見・ご要望はこちら”の項目からメールをご送信ください。正解した方には“ミュージックプレスオリジナル携帯待ち受け画面”をプレゼントしま〜す(ホントか?)。さて、今回のミュージックプレスはグアムネタばかりじゃありません。もちろん、他にも見所満載です(いつのまにか見所解説になってますが…)。本誌初登場の河口恭吾さん。写真はレコード会社の近く、夜の屋外&屋内での撮影。交差点で撮影中、通り過ぎる車から身を乗り出して手を振るファンの女のコに、笑顔で手を振り応えるる河口さん。さわやかです。そんな姿をカメラマンの宮脇進さんが写真に収めていきます。インタビューは梶原有希子さん。予定より時間が短くなってしまったのですが、決して急ぐこともなく早口になることもなく会話のテンポがあわただしくなることもなく、しかしながら、アーティストから密度の濃いコメントを引き出す術はさすがです。それから、川嶋あいさんは、編集部近くの雑貨屋さんでの撮影。建物の最上階は四方がガラス張りのショールーム、白を基調とした清潔感のあるおしゃれなテーブルやベッドが、四方から差し込む日光に照らされてとてもさわやかです。柔らかい光に包まれながら、さまざまな表情をみせるあいちゃんにカメラマンの草刈雅之さんが迫っていきます。そんな写真を、本誌ADの藤井陽一郎さんが大胆にそして繊細なテイストでレイアウト。ステキです。そういえば、平松愛理さんのヒット曲「部屋とYシャツと私」(91年)のジャケットのデザインワークは藤井さんの手によるものだそうで、このページを見て、それに通じるものを感じました。ちなみに藤井さんですが、ヴィジュアル系バンドのバリバリ・ゴリゴリ・コテコテなアートワークを手がけたりもしていますが、それとはひとつも通じるものが感じられませんでした(笑)。そういえばあいちゃんの撮影の当日のこと、藤井さんも、同じ事務所のデザイナ吉川さんも撮影現場に現れません。「連絡したんだけどなぁ〜」と訝るワタシの携帯に一本の電話が入りました。「あ、吉川ですけど、撮影忘れちゃいましたぁ〜」。サラっとカジュアルにそんな話をしてくる吉川さん、ステキです。忘れないでください。そんな撮影現場ですが、じつは編集長も自分のCDに使用するカットを撮影してました。「いいねぇ〜この部屋〜」といいながら、ベッドに横たわったりバスタブに入ったり無邪気に現場を満喫する編集長、その様子をウチの天然系デザイナ・平出がデジカメで撮影。そのショールームでのあいちゃんの撮影を終えたワタシたちは階下の部屋に移動し、別カットを撮影していたのですが、その上の階では編集長と平出が引き続き、撮影を続行。「きゃははは」「がははは」と上の階から聞こえてくる楽しそうな笑い声。「ふたりで住んでるんかっ」とのワタシの突っ込みに階下の一同納得です(笑)。その撮影の成果7月に発売予定の編集長のアルバムで見ることができます(もちろんグアムの写真も)ので、お楽しみに。ということで、今回もながながとおつきあいありがとうございます。また次号でお会いしましょう。ほな、さいならぁ〜(←関西弁風)。



■EDITOR'S PRESS-12■■■■■■■■■■■■■■■■■

こんにちは。夏ですね。夏といえば“思い出”ですね。年間の“思い出”の総生産高の約90パーセントがこの夏に収穫されるそうです。夏の味覚“思い出”。やっぱり甘酸っぱい“思い出”の実を期待しちゃいますよね。そんな“思い出”の実を育てるにはどうしたらいいんでしょう?“思い出”の糖度。それを求めて人は街へ海へ合コンへ繰り出す訳ですね。そんな“思い出の狩人”(何だソレ・笑)を横目に、なんとかミュージックプレス12号も、みなさんにお届けできる運びとなりました。ありがとうございます。さて、今回も、いろんなアーティストの方々にご登場いただきました。表紙は、大塚 愛さん。過密なスケジュールのなかでの撮影だったようで、ランナーズ・ハイならぬ“忙しすぎ・ハイ”モードにスイッチを入れ自らを鼓舞しながら、撮影に臨んでくれた愛ちゃん。おかげさまでステキな表情・ポーズを撮ることができました。インタビューは加治屋真美さん。けっこう強引なワタシの取材のオファー&リクエストにも「ええっ…、そ、そうですかぁ…はっはいっ……」と、ご快諾いただいております。見事なふたつ返事です。即答です。加治屋さんのご返事に何の躊躇も感じられません…と、信じております…。インタビューでは、愛ちゃんのシングル「Happy Days」の世界とうまくリンクしながら、愛ちゃんの日常での生活ぶりや考え性格などなどを楽しくテンポの良い会話のなかで、紹介しております。スバラしゅうございます。ちなみにハングリーデイズのインタビューも加治屋さん。高校生4人組の彼らの取材は、まさに学校が終わってマックかガストかどっかで4人で集まって話しをしてるって感じ。そこに先輩のおねえさん役の加治屋さん、ドリンクを運んでくる店員役のワタシがいて…といいますか、そうです、その日は休日でしたので最終兵器系デザイナ平出も、意外に突っ込みキャラ?な合唱部系スタッフ加藤寛美も誰もいませんでしたので、ワタシがみなさんのドリンクオーダーをきき、運んだワケございます。で、そのままノリでなんとなく取材でしたので、ハングリーデイズの4人はワタシのことを“お茶くみのにいちゃん”と思っているハズです。いらっしゃいませ。さて、ちなみにハングリーデイズの写真は小倉聡子さんです。小倉さんは、けっこう強者キャラです。最初にお会いしたのはカメラマン宮脇さんのアシスタントとして現場でご一緒したときです。いきなり「ちょっと、どーすんのよっ! 早く決めなさいよ!」と撮影の段取りについて宮脇さんにからんでいるアシスタント役の女性。それが小倉さんでした。「この人キテるな〜」と思い、以降撮影のお願いもすることに。ちなみに小倉さんは宮脇さんの後輩で、アシスタントではないそうです。そんな小倉さんですから、加治屋さんへのような強引なオファーをしようものなら「はぁ〜っ?」とか巻き舌でいわれてしまいます…というか、こんなことを書いた時点で、「はぁ〜っ?」っていわれてしまいます。小倉さんすんません。ちなみに、あちこちで小倉さんは“怒りキャラ”みたいなコトを言ってしまったのですが、それがさらに小倉さんを“怒りキャラ”にさせてしまいました。すんません。小倉さんは、普通のステキな女性です。ホントです。ホントです。ホント〜です。ちなみに小倉さんにからまれていたカメラマンの宮脇さん、今回は呼人さん×SOTAROさん対談や、原田真二さんの撮影などをお願いしました。宮脇さんは現場へはいつもタクシーで来ます。で、実はクルマの購入を考えているそうなんですが「今度クルマ買いますよ〜」と聞いてから1年くらいたってます。聞くとどうやら車種をお悩みとのコト。「カメラマンさんてシトロエンのBXに乗ってる人多いですよね」とワタシが言うと、「そうなんですよね〜、何がいいか迷ってて」とのご返事。「逆に、カメラマンさんがまるで乗らなそうなのはどーですか? ランエボとか?」ときくと「う〜ん」と宮脇さん。ちなみにランエボというのは“走り屋系御用達”のクルマです。カメラマンが走り屋系のクルマで爆走&ドリフトかますってのもステキですよね。ですのでご提案です。宮脇さん、ハチロクトレノとかどうでしょう? しかも白と黒のツートンのパンダトレノ。しかも、サイドには「藤原とうふ店」ならぬ「宮脇写真事務所店」というロゴをあしらうという、マニア垂涎のバージョン。すみません、漫画『頭文字(イニシャル)D』ファン以外の人を置いてきぼりにしてしまいました。アニメ化されて、ビデオにもなってますので、よかった観てみてください。アニメといえば、ライター武市尚子さんは“アニメ声”が売り。「よっし〜、ど〜も〜、ごめんね〜、あのさぁ〜」と、アニメ声で繰り出されるフレーズは、相手の関節をはずします。脱力です。12号では、JINDOUとJanne Da Arcのインタビューをお願いしてますが、その他Psycho le Cemuやw-inds.などいろいろお世話になってます。ちなみに最近、みょーにお腹にアクセントをおいたファッションで現場にご登場されます。あれではどう見ても妊婦さんです。「妊娠しているなら“ご予定日は?”とか、きかなきゃいけないし、妊娠してなかったら、そんなコト聞いたら失礼だし…」と頭のなかで困惑が無限ループしてしまいます。ちなみに勇気を出して聞いたところ「やっだぁ〜、そんなワケないじゃ〜ん」とアニメ声で一蹴されました。先に言ってくださいっ(笑)。先に言ってくださいといえば、先に言っておきますが、7/7には、森浩美さんの連載をまとめた「森浩美のカクシコウザ」が発売されます。森さんいろいろご協力ありがとうございました。ちなみに、森さんにこのお話を打診したのが、発売の1ヶ月くらい前。森さん、そのスケジュール&強引な展開に驚かれていました。すみません。しかし、内容は、とてもすばらしいと思います。「ワタシもオススメ」と川嶋あいさんも太鼓判!よろしくお願いいたします。この本の構成を手がけているライターが葉月けめこさん。けめこさんは、CDレビューのコーナーや今号では、稲葉浩志さんの記事を書いておりますが、歌の世界を文章でつかみ取りさらに独自の表現で読者の心に何らかの印象を与える書きっぷりは見事です。その文章を通過することで、アーティストや楽曲と自分を結びつける手かがりのようなものが感じられる、そして、その楽曲を聴いてみたくなる、そんな文章です。ですが、森浩美さんに「あの娘」と呼ばれて舞い上がるなど、イタタタタタな面もございます。「あの」はいいですけど「娘」じゃないと思います(笑)。けめこさんの魅力を表現する相応の言葉があるハズです。ご本人には何度も申し上げましたが、いま一度この場を借りて、意思表示させていただきたく存じますです(笑)。ということで、今回も大幅な文字数オーバー。次回はどうなるんでしょう?編集長のライヴなどイベントも続々決定してます。んー、ネタはいっぱいありそうです。ということで、またおあいしましょう〜。


■EDITOR'S PRESS-13■■■■■■■■■■■■■■■■

こんにちは。おかげさまで、ミュージックプレス13号、みなさんにお届けできる運びとなりました。ありがとうございます。今回もいろんなことがありました。桜島、行ってまいりました。もちろん長渕さんのオールナイトライブです。フォーライフのみなさん、ありがとうございました。おせわになりました。取材ということで、今回の旅は、ライター・武市さんと一緒に行ってまいりました。武市さんと言えば、前号で「妊婦じゃないのに妊婦のようなファッション」と言及させていただいた方です。「よっし〜、ちょっと〜、何考えてんのよ〜♪」と、軽くクレームをいただきましたが、ソレはソレということで、ご同行いただいたワケでございます。けっこう長いこと生きておりますが、九州に行ったのはこれが3回目。桜島はもちろん、鹿児島も初めてです。ですので、「桜島って島?えっ、火山なの?入れるの?」というような、地元の方からひんしゅくを買いそうな知識しか持ち合わせておりませんでした。しかも、この長渕さんのライブは「荒れ地を整地することから始めた…」「桜島まではフェリーで海を渡る…」「会場までは歩いてしかいけない…」「火山灰が降る…」など、かなり脅されていたので「一体、どーゆー装備で行けばいいんだ?」「水とか食料とかは大丈夫なのか?」と、これから避難生活が始まるかのような、心の準備をして、鹿児島空港を降り立ったわけでございます。ですから、一晩とはいえ、けっこうな重装備で現地入り。もちろんライター・武市さんも、何があってもOKといわんばかりにパンパンに中身の詰まったバッグをさげて登場されました。しかし、実際に現地に着いてみますと、桜島は観光地としての施設も整ったすばらしいスポットでしたし、フォーライフのみなさんおよび関係者のみなさんののおかげで、何不自由なく現地入りできたわけでございます。そうしますと、必要と思われていたさまざまな物資が急に邪魔くさく感じてるわけです。で武市さんです。「え〜、ちよっと〜」といきなりのブーイング。何? 体感重量が増した荷物に思わずそんな言葉が漏れたのかと思いきや、パンパンにふくらんだオレンジ色のバッグから、中身がニョキニョキと顔を出しているじゃあ〜りませんか。「あ〜ん、バッグやぶれちやった〜」と武市さん。やぶれないでください。ちなみにそのバッグですが、個性的なオレンジ色のステキな一品なのですが、見ようによっては「100円均一で買ったの?」と言えなくもない代物。音楽雑誌「アリーナ37゜C」渡辺編集長もそうおっしゃっておりました。ワタシだけではありません。で、「百均のバッグで来るからだよ〜」と指摘すると「ちがうよ〜百均じゃないよ〜○○○○だよ〜」と某有名ブランドのバッグであることを主張する武市さん。いずれにせよ、ビリビリで中身がニョキニョキな状態で、長渕さんのライブ取材に臨んだわけでございます。その感動のライブのレポートは本誌巻頭でじっくりご堪能ください。感動のライブといえば、ウチの編集長のFUJIOにいさんのライブもありましたね。7月の10日には銀座のHMVでのインストライブ、12日は「ふるさと魚沼 夢・未来を語るフォーラム」のメインイベントとして、13日は河村隆一さんのコンサートのオープニングアクトとして、新潟県の小出郷文化会館でライブが行われたわけでございます。とくに小出郷文化会館での2つのステージは、出身地である新潟でのライブということで、本人をはじめわれわれスタッフも、ある意味“神聖”ともとれる緊張感を共有しておりました。そんななかで、無事12日のステージが終わり、あとは河村隆一さんのオープニングアクトを残すのみとなった13日の午後。ワタシの携帯にFUJIO YAMAMOTOから電話が入りました。「ちょっと、お願いしたいことがあるんだけど…」というその言葉は、昨日のステージを成功させた達成感と、これからステージを迎える高揚感に満ちていました。そんな神聖なステージに臨むにあたってのひとつのお願い…これはきっと後々伝説になりそうなほどステキなお願いに違いない、そうワタシは確信して、楽屋へ入りました。そしてアーティストとしてのオーラを漂よわせながら、神妙な面持ちでFUJIO YAMAMOTOがワタシに言いました。「あのさあ〜、米俵を運んでほしいんだけど、3っつ〜」。「(グゥウワシャ〜ン」)。心の中で頭上にメガトン級の金たらいが落ちてきました。「えっ、こめだわら?」。どういうコトでしょう。いまごろ年貢の収め忘れに気がついたんでしょうか? 百歩ゆずって年貢の収め忘れだとしても、こんな肝心なときにわざわざ収めなくても…。そんな疑念が頭のなかをぐるぐる駆けめぐるワタシに米俵の場所の地図を渡すFUJIO YAMAMOTO。まったく疑念は晴れませんが、とりああえず、米俵を運ぶため、車で現地へ向かうワタシ。指定された場所はFUJIO YAMAMOTOの旧友が経営するオシャレなBAR&喫茶店。「こっちのほうでは、BARとか喫茶店がお米屋さんも兼ねてるのかなぁ?」「じゃあ、ソフトドリンクは全部プラッシーなのかなぁ?」。そんなコト言ってる場合じゃありません。「米俵て、ひとつ何キロあるんだぁ?」「そんなの3つも運べるかなぁ」。このミッションの根本的な問題に気がついたわけでございます。そんな心配を胸に、現地に到着。「あの〜米俵をとりにきたんですけど〜」とデカイ声で言ってみました。すると「あ、コレです」と案内された先にあったのは、なんとコンパクトサイズの米俵3つ。なるほど。パーティーの余興などで、威力を発揮しそうなカワイイサイズの米俵。「これのことか」。ライブの打ち上会場なんかに、こんなカワイイ米俵があったらいいなと思わせるに十分の代物でした。期待していたものがあまりにも巨大だったので、そのギャップもあってか、カワイイ米俵とはいえけっこうな重さのものをホイホイ持ち上げて車に乗せて、その場を後にしました。FUJIO YAMAMOTOが新潟ライブで残した伝説の一言、それは「米俵運んで」。すばらしいです。10月11日のイベントではぜひ「米俵Tシャツ」、「米俵ケータイストラップ」、「米俵ウチワ」欲しいです。ということで、最後になりますが、最近、T2yaっちとサーフィン部を結成しましたことをご報告して、お別れです。すでに、いろんな方に声をかけてますが、全く心当たりのない人も部員としてリストアップされていますので、よろしくお願いします。

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